業務改善とITツールのよもやま話

2023年も終わりに近づき、年を越そうとしている日、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

田舎でSEをしていて、経営者をさせて頂いているものです。

 

ブログを復活して、経営者としての記録を残していったり、ITツールで思ったことなどを書いていったりしています。

買い切りとサブスク

この数年間で変わった事と言えば、ソフトウェアはサブスクでの購入が当たり前になった事ですね。コロナ前、2015年ぐらいから私はサブスクに揉まれていった気がする。当時はマイクロソフトのOfficeはどこかのタイミングで55000円ぐらいするAccessを含んだセットのソフトウェアを勇気を出して買いに行った。それは有効に活用できたか?となるとそうでもなかったりする。

その時に便利になってきたのがオープンソースソフトウェアのLibre Officeというソフトウェア。ワープロ表計算はそれなりに使える、 Officeソフトは不要になるのでは無いかと思っていました。

2015年からそこから風穴を開いていったのがGoogleの各種 Officeソフトだと思っています。Googleどこでも編集でき、誰とでも同時編集できる当時神ソリューションだったと記憶している。それについていったのがMicrosoftの Officeです。Microsoft Officeは2019年から同時編集がようやく可能になったと記憶していて、今では必須のツールです。

日常生活でもサブスク

スマホの容量を確保するのにサブスクで数百円払って容量を獲得。これによって写真を検索できるように便利になった。ただ格納するだけのデータでは無くなった。一方、大容量のクラウド領域を確保使用するとお金がかかっていて、これで何とかしようとするとNASを自宅とか、会社に導入して運用している。こちらの方が、管理は楽。音楽を入れたりしていたけど、ここ数年で音楽も動画もサブスクになっていって、コレクションからジュークボックス、有線放送みたいになっているのが、難点かもしれない。

ITツールのサブスク

Officeもそうですが、日本語入力ソフトも業務システムもサブスク化する世の中。資産からコモディティー化(消耗品)になっていくサブスクの世の中。ツールの使い方が下手になっていくような気がする。そして気軽に試せるみたいな世の中に、そしてとうとうサーバーまでAWSとかAzureなどのクラウドになってサブスクでの料金請求に追われる始末。

開発する我々としても、制作費と保守費と別々に頂いて、保守費で会社の運営にその費用を回しながら、仕事をさせてもらっている毎日。一方ユーザーからはサブスクが嫌な人もいて、そのユーザーは自分でソフトウェアを開発したり、古いWord Excelを使ったりして保守している。では、オープンソフトなLibreOfficeは不便だから使わないという人が実はサブスクで Officeを契約しない人より多いのではと思うようになった。

良いソフトウェアは使うけど、購入資金は抑えたいという。

しかし、サブスクにすると一人一人の経費に紐づけられて、いなければ解約すれば良いので、サブスクで運用すればいいじゃん?という考えになっている今日この頃。1回購入していつ辞める人が発生するか、無駄な契約が発生しないかを考えなくても良いのが、利点ではある。

終わり

サブスクで必要なものを必要なだけ購入というのは割と筋に通っていると思う。有効に各種のツールを使って効率的な運営ができるのに気がついたので、今回の記事を起こしてみた。たまには保守が高くて、サブスクは嫌だというお客さんはいるけど、運用してから誰が面倒見るのが分かっているのであれば問題はないけど、運用する対価が保守料であって、高いからいって安易に解約するとか、価格だけでその他のベンダーに切り替えることは危険だとおもいます。契約した時はいいけど、OSやバージョンが変わって同じソフトを更新したいという時はその当時の技術を知っている人がいないので、POC環境を作って製品を選定してという流れになると思います。あとは保守の情報はこちらから調査しないいけなくて、インフラの情報が無いままで進行している。

使えなくなってしまってから保守終了後高価なお金を払って再構築を進めていくプロジェクトをやっていくのはけっこう厳しいものがあり、ただより高い買いものは無いことになってしまう。

ですので経済を動かしていくためにもITツールも投資の一部として投入してもらえれば大丈夫かと。